子どもが膝の痛みを訴えてきたら
2024/03/09
こんにちは!
いわき市にある、にこやか整骨院の山川です。
今回は10歳未満のお子さんが膝の痛みを訴えてきたり、庇うような歩き方をしていたりした場合に多い症状である、
単純性股関節炎
について書いていきます。
単純性股関節炎
単純性股関節炎とは小児の股関節疾患の中で罹患する頻度がとても高い病気です。
症状の治りはとても良好で1〜2週間の安静、経過観察でほとんどが完治してしまうものでそ。
単純性股関節炎の原因として考えられるのが
・外傷
・細菌感染
・アレルギー
など様々なものが挙げられるが、はっきりとした原因はわかっていない。
なりやすい条件
好発年齢は3〜10歳と言われており、中でも男の子に多く発症する。
診察の際にペルテス病との鑑別に気をつける。
症状
股関節、太もも、膝関節の痛みを訴える。
破行と呼ばれる独特な歩き方が見られ、経度の股関節可動域の制限、微熱が見られる。
治療法
安静にし、経過観察を2週間ほど行い自然治癒を待つ。
整形外科では引っ張って治療する牽引療法が適応になる場合がある。