高齢者の骨折の注意点
こんにちは!
いわき市にある、にこやか整骨院の山川です。
今回は高齢者の骨折について書いていきます。
この記事の目次
高齢者骨折の特徴
高齢者は青壮年にくらべ骨がもろく骨折を起こしやすい。
特に腕の骨折、太腿付近の骨折、背骨の圧迫骨折が多い。
いずれも骨の密度が元々少ない場所であるため65歳を過ぎるとこれらの部位は骨粗しょう症の影響を受けやすく、変化が著しい。
神経系や、筋肉の変性も加わり、バランス感覚が低下し、ふらつき転倒することも多くなることが一因となる。
治療上の特徴
高齢者の骨折の治療の特徴として、青壮年とは違い固定機関、固定法などが変わってくる。
高齢者の場合は、固定を長期間にわたり施してしまうと関節拘縮などの機能障害を発症してしまう可能性が極めて高い。
それを避けるために、高齢者の骨折の固定は軽めに固定しする。
しかし、固定期間が短すぎても骨が変形したりするリスクを兼ね備えている。
また、認知症などの患者さんは、変形治癒などやむおえない場合があるので、本人や家族の方に治療説明、予後説明を徹底する必要がある。
日常生活になるだけ大きな支障が出ないように可能な限り固定範囲、固定力を軽くし、できるだけ早く退院できるようにする。
また、高齢者であってっもしっかりとした骨密度などが確認できた場合は青壮年と同じ整復法、固定法を用いる。