スポーツで発生する翼状肩甲骨
2024/03/09
こんにちは!
いわき市にある、にこやか整骨院の山川です。
今回はスポーツ損傷における長胸神経麻痺について書いていきます。
この記事の目次
長胸神経麻痺とは
長胸神経は5、6、7の頸部神経からなり3つが合流し長胸神経本幹となる。
この神経は頸部の動きや、上肢の挙上、肩前方への突出でダメージを負いやすい。
競技で多いのが
・アーチェリー
・槍なげ
・テニス
・バレーボール
などのスポーツ活動により発生するものが多い。
原因
スポーツ活動に伴う頸部の反体側への回旋、側屈動作、上肢の挙上動作などを急激に行なった場合の慢性的な牽引力により発生する。
また、首の筋肉と鎖骨との間で起こる絞扼性障害としても発生する。
症状
肩関節屈曲運動で肩甲骨が特徴的な突出した翼状肩甲骨になる。
肩を中心とした頸部、上肢に放散する鈍痛があり、上肢の疲労感、脱力感を感じるものもある。
治療法
一般的に保存療法を適応させる。
無理な動きが出ないよう固定し安静にする。
ほとんどの場合2〜3ヶ月で回復がはじまる。